7  慣性力と遠心力

●慣性力
とまっていた高所作業車が急にうごきだすと、作業床にのっていた人は後ろへたおれそうになり、急にとまると前へたおれそうになります。
これは、高所作業車は速度変化しているのに、のっている人はそのまま運動をつづけようとしているからです。このように、物体に力がはたらかなければいつまでも等速度運動をつづける性質を慣性といいます。また、このとき物体にはたらいているようにみえる見かけ上の力を慣性力といいます。

●求心力と遠心力
分銅をむすびつけたひものはしをもってふりまわすと、手は分銅の方向にひっぱられます。分銅を速くまわすと、手はいっそう強くひっぱられます。
このように円運動している物体には、中心に向かう力がはたらいています。これを求心力といいます。求心力は円運動の速度が大きくなるほど大きくなります。
この求心力にたいして、力の大きさがおなじで方向が反対な力がはたらいています。これを遠心力といいます。
高所作業車のブームを旋回させると、遠心力によって、作業床にのっている人は外側にひっぱられます。


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